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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

by means of good

2015年05月12日



Everything happens for a reason. Nothing happens by chance or Information Security Solution by means of good or bad luck. Illness,injury, love, lost moments of true greatness,and sheer stupidity all occur to test the limits of your soul. Without these small tests, whatever they may be, life would be like a smoothly paved straight flat road to nowhere.

It would be safe and comfortable,but dull and utterly pointless.The people you meet who affect your life, and the success and downfalls you experience,help to create who you are and who you become.Even the bad experiences can be learned from.

In fact, they are sometimes the most important ones.If someone loves you, give love back to them in whatever way you can, not only because hong thai travel they love you, but because in a way, they are teaching you to love and how to open your heart and eyes to things.If someone hurts you, betrays you, or breaks your heart,forgive them, for they have helped you learn about trust and the importance of being cautious to whom you open your heart.  


Posted by 蒼涼的苦澀 at 11:04Comments(0)t8 led light

同じ場所を

2015年05月09日


 犬の散歩にはほとんど同じ道を歩く。外を歩くのがそれほど好きでもないらしい犬は、一周してくればいいんでしょとばかりにスタスタと生真面目にいつもの道を行き、たまには、と違う道を選ぼうとする私の、ほんの少しの遠回りもいやがってしゃがみ込む。
 
 最初の大通りを渡ってアパートの裏側を行く。庭先に金柑の大きな木のある家にはたぶん、老夫婦がふたりで住んでいる。さっぱりとした庭の塀のそばに赤い花をつけるバラが植えてあり、それもまた背が高く、その家がもう何年も前からそこにあることがうかがえる。
「ここに駐車しないでください」と、100均に売っている小さな札がフェンスにふたつ下がっている。いつだったかちょうどその家の婦人がその札を塀に取り付けているところに通りかかり、ここに駐車されちゃうと困るのよねと、言い訳をするように話しかけられて返事に困ったのを思い出す。

 金柑の木に黄色い実がぎっしりとなっているのを見上げながら過ぎる。その家の隣のアパートの入り口にはヘンテコな関西弁をしゃべる自動販売機がある。うっかり近づくと、関東人の私が聞いても違和感のあるイントネーションの大声で「まいどー」と言われるから、慎重に離れて通る。まだそんな自販機があるんだねえと、笑って話せた数年前のことを思い出す。
 
 通るたびに、同じことを思い出す。何度でも思い出す。
 それでなにということもなく、ただ思い出す。ほかのことで上書きされない限り、そのポイントの記憶はそれひとつであり続ける。なんだか、マーキングしている犬みたいだと思う。
 
 最初に渡った大通りを、別の場所でまた渡って戻ると、向こうから、前後に小さな子供を乗せた自転車が近づいて来た。「あ、わんわんがいる。わんわんおはよう!」と、先頭に座っている女の子が大きな声で言った。明るい小花柄のフードのついた服を着て、そのフードをすっぽりかぶった小さな女の子。真っ赤なほっぺをぷっくりと膨らませた可愛い笑顔で私の顔を見ている。お母さんのうふふふと笑う声も聞こえ、私も思わず笑顔になる。だってもう、夕方だよ。
   


Posted by 蒼涼的苦澀 at 00:12Comments(0)